発電所の特徴

ここから本文です。

設備概要

ユニット構成

項目 1号機 2号機 3号機
発電方式 コンベンショナル発電 コンベンショナル発電 コンバインドサイクル発電
燃料 高炉ガス、コークス炉ガス、石炭 高炉ガス、コークス炉ガス、重油 高炉ガス、コークス炉ガス
運転開始 1972年4月 1973年4月 2015年2月
ボイラ更新:2019年7月
出力 255,000kW 255,000kW 147,000kW
合計出力 657,000kW

特徴

供給先

  • 発電事業者として、発生電力は九州電力㈱と日本製鉄㈱九州製鉄所大分地区へ供給しています。

1・2号機の特徴

  • 燃料(副生ガス・石炭・重油)をボイラーで燃焼させ、発生した蒸気でタービン・発電機を駆動して発電するコンベンショナル発電方式です。副生ガスのみ燃焼するガス専焼運転から、1号機は、石炭のみ燃焼する石炭専焼運転、2号機は、重油のみ燃焼する重油専焼運転に対応可能となっており、供給される副生ガスが不足する場合は、石炭・重油で補うことで、副生ガスの変動に関係なく安定供給することができます。

3号機の特徴

高効率コンバインドサイクルの発電設備

  • 副生ガスのみを燃料とするコンバインドサイクル発電設備(ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電方式)の稼働を2015年2月より開始しました。
  • 副生ガスを燃焼させた高温(1250℃)の燃焼ガスで、ガスタービンを回して発電するのと同時に、ガスタービンを回した高温ガスを排熱回収ボイラーに導いて蒸気を発生させ、蒸気タービンを回して発電する方式です。
  • ガスタービンと蒸気タービンの組み合わせにより、蒸気タービンのみの発電方式と比べ発電効率が高く(46.5%)、CO2排出原単位を低くすることができます。

全自動化システムの採用

  • 自動化により、中央制御室からのオペレータステーション(OPS)により遠隔監視操作、規定負荷までのプラント起動、通常時の運転及びプラント停止が可能となっています。

狭小用地を考慮したプラントレイアウト

  • 排熱回収ボイラーは竪型・煙突一体型、復水器の冷却は冷却塔による淡水循環冷却方式、変圧器は主変圧器/所内変圧器一体型を採用し用地の有効利用を図っています。